しっかり真っ直ぐになりすぎて嫌!!!
二度目のご来店のお客様。初めてのご来店の際に縮毛矯正でのご予約だったんだけど、
「カットでまとまるならカットのみで今後やっていきたい!」
理由は真っ直ぐになりすぎて嫌との事。でも今まで縮毛矯正をかけないと無理だと美容師さんに言われていたらしくだいぶ洗脳されてましたw
「ストレスを感じる様ならまたその時に縮毛矯正をかけましょ。」
縮毛矯正がかかっている髪の毛は「タンパク変性」と言って目には見えないかも知れないけれど、良くも悪くも地毛の状態とはまるで別の髪質になってしまっています。
タンパク変性とは髪の毛のメインとなるたんぱく質が硬くなってしまっている状態。
そりゃそうです。薬剤を使って髪の毛を軟化と言って柔らかくした状態に140度から180度の高温のストレートアイロンでプレスしていくわけですからね。
ボブやショートヘアの髪型だったりする場合、大抵のお客様は柔らかい丸みだったりを欲しがるわけですね。
縮毛矯正している髪の毛でもカットだけで出来るだけ柔らかさを出したい!
これは僕のマインドの問題であり直接お客様に伝える場合も多々あります。
過去の縮毛矯正でのダメージの度合いやアイロンのプレスの強さなど状態がまるで異なるので出来る出来ないは異なりますが、カットで若干丸みを出す事は出来る場合が多々あります。
これに関しては社外秘wなのでここでお伝えする事は出来ませんがw
いかに柔らかい質感にするか、いい感じの毛束感を出すためには?ダメージをかけない様に軽くするためには?
画像のお客様はハンドドライのみの状態。
正直結構強めに縮毛矯正がかかっていましたが、横からの画像だと裾に若干丸みを出しているのが分かると思います。この方は普通にカットしたら針金みたいに真っ直ぐな状態です。
縮毛矯正をかけている方の髪の毛のカットは基本のカットのベーシック通りにカットしても丸みだったり柔らかさを出す事は出来ません。むしろ基本通りカットしてしまうと硬い質感になってしまいます。
セオリーをおさえながらセオリー通りに切らない事でより柔らかさに近づけるのではないかな?と思います。