そもそもショートボブとはなんぞや?
そもそもショートボブとは
ショートヘアとボブのミックスの髪型です。
ショートヘアとは呼んで字の如く短い髪型。
ボブとはあごラインに髪の毛がある髪型。
(ざっくりですみませんw)
まとめると
ショートボブとは
短い髪型だけれどあごラインに髪の毛を残した髪型
なんです。
(あくまでも素人の方が分かりやすいレベルでの説明です。)
ショートボブを好む方の特徴
ショートヘアだとボーイッシュになりすぎちゃう
ボブよりは短めがいい
顔周りには髪の毛があった方が安心感がある
(顔型カバーしたい)
などでしょうか?
その他もろもろありますが。
お題のショートボブの大事なポイントとは?
先ほども言いましたが
1.あごライン(あご付近)での似合わせ
と
2.サイドから見た後頭部の丸み
この二つが大きなポイントになります。
1のあごライン(あご付近)での似合わせに関しては
いかに小顔に見せるバランスに出来るかが重要。
骨格次第では逆に顔を大きく見せてしまうバランスになるので
どこのラインに持っていくのかは美容師さんのセンス次第な部分。
2のサイドから見た後頭部の丸みに関しては
センスより美容師さんの技術の見せ所な部分。
髪質や生え方の影響が出やすい襟足の部分を
どうやってフィット感を出し、どう丸みを作るのか?
きちんとしたカット理論がないと
家での再現性がなくなります。
極端な話
前から見たバランスは短く切りすぎなければ
お客様も自分でアイロンを使ったり
スタイリングで何とかごまかす事は出来るかもしれません。
でも襟足や後頭部はお客様は自分で見えないし
ましてやショートボブの場合
アイロンなどでコントロールする事は難しいはず。
乾かしただけでワックスで仕上げられるレベルでカットしておかないと
再現性もクソもありません。
ショートヘアやショートボブにして友人などに
「すごく頭の形が綺麗だね!」
とか
「首が綺麗だね!」
なんて褒められた時には
担当の美容師さんの技術が上手なんだと思います。
人というのは以外と
正面以外の部分を無意識でなんとなく見ています。
斜め45度などが多いかもしれません。
職場での仕事中や
スマートフォンを触っている時
など。
逆に対面でランチをしていたりの場合だとほぼ真正面。
360度どの角度から見ても似合っているに越したことはないけど
(美容師はそんな意識でカットしているものですよ)
絶対外せないのは
正面から見た似合わせ
と
頭の形を綺麗に見せるサイドアングル
に尽きると思います。
ハンドドライで乾かしてオイルのみで完成のショートボブ
ショートボブの定番の黄金バランス。
ショートヘアとボブの中間に位置するのがショートボブ。
顔周りに髪の毛を残しながら襟足はすっきりと。
今回の髪型はストレートな質感を残したままのスタイルだけれども
このバランスにパーマをかけて柔らかい質感にする方も非常に多いです。
ヘアデザインは髪色×髪型×質感
同じ様な髪型、質感でも髪色で全然変わるし
同じ様な髪型、髪色でも質感で全然変わる。
要はどう見せたいか?がポイント。
今回の様にクールかつ大人なイメージにしたければ
髪色をダークに、質感をストレートに
また、柔らかくカワイイイメージにしたければ
髪色を明るめに、質感をパーマなどで柔らかく。
また、それの中間のイメージにしたければ
髪色をやや明るめに、質感をストレートに
でもいいかもしれない。
そこのイメージをどうするか?を
美容師と最初のカウンセリングで決めることが重要です。
ここがズレてしまうと求めていたイメージとズレてしまう事に
なるから、全てのヘアデザインにいえる事ですが
最初のカウンセリングは凄く重要です。
ヘアカタログ通りにする事がゴールではないという事
やりたいイメージの髪型の画像を美容師さんに見せる事が多いと思います。
それは凄く美容師サイドからはありがたい事。
けど、大事なのは果たしてその画像通りにする事が
自分に合うのか?合わないのか?
もしくは少し変えた方がより良いのか?
骨格、髪質をプロにきちんと見極めてもらう事
たまにある事ですが
お客サンでもの凄く直毛の方が
カール感のあるデザインの画像を持参される事があります。
もちろんパーマをかける事やカールアイロンで巻く前提なら良いと思いますが
お客サンは素人です。
パーマをかける事やカールアイロンで巻く事を考えず
これにしたいという方もいらっしゃいます。
その時にキチンとプロからの目線で
アドバイスをもらえているのかどうか?
僕ら美容師は当たり前ですが
カットのみで髪質を変える事はできません。
常々思っている事は
目の前の方の要望に対して
何がベストなのか?
髪質や骨格が違うから出来ないではなくて
その中でいかに好きなイメージに近く
より満足してもらえるか?
を考えてるもの。
脱ホームカラーの外国人風ショートボブ
ビクトリアベッカムの画像をスマートフォンで見せてくれたお客サン。
ビクトリアベッカムのヘアスタイルはボブやショートボブの中で
髪色で変えたり、髪型を微妙に変えたりと
長さを大胆に変えたりしない中でその時の気分で変えている印象がある。
言わずと知れたセレブではあるからか憧れる方も多いです。
ずっとホームカラーをされていた方がやめた理由
カットだけ美容室で行い、ヘアカラーはセルフで。
今はドラッグストアなどでたくさんのホームカラーが置いてあるし
手軽さもあいまって、そんな方も多いかも知れない。
僕のお客サンでも過去にはセルフカラーをされていた方も多い。
その中で、セルフカラーをされているお客様に僕は必ず伝える事が
・色見本通りにはならない
・ダメージがサロンカラーの3倍以上ある
という事。
当たり前と言えば当たり前ではあるけれど、以外と知らない人が多いのが現実。
ホームカラーのメリットは
・手軽さ
・安い
それぐらいな気がする。
決して理想の髪色にする事は出来ないし
ダメージを最小限に抑える事も出来ない。
現状と未来の理想をお客サンと共有する事で
美容室で行う施術に希望を持ってもらいたい。
自信を持って理想の髪色に対する提案をする事が
お客サンがホームカラーをやめて
サロンでヘアカラーをしてくれるきっかけになると思う。
サロンでヘアカラーをするのが目的じゃなくて理想の髪色に出来る事が目的
ホームカラーで理想の髪色に出来るのであれば
ダメージの事は1度置いておいて
正直それでいいのかも知れない。
正直サロンカラーでも薬剤によるダメージはゼロではない。
でも僕ら美容師はその中でいかにダメージを最小限に
「満足してもらえる髪色」
を念頭に置いている。
ブリーチ施術した髪の毛にいかにダメージレスで施術できるか?
今のヘアスタイルにハマるヘアカラーは?
退色を楽しんでもらうヘアカラーは?
これからどうしていきたいのか?
今の気分はどうなのか?
サロンでヘアカラーするメリットは
ダメージだけの話ではなく理想に近づける近道なのかも知れないです。
毛束感を強めにしたショートボブ
先ほどのヘアスタイルと似ている毛束感を強めに出したショートボブ。
大きく違う点は髪色と、少し長さを残して柔らかさを出した点。
前髪も薄く、長めに毛束感を出した髪型。
髪色をダークにする事と、前髪の印象を少しだけ変える事で全然違う印象に。
そもそもスタイリングはどうするのか?
毛束感を出す髪型で重要なのはカット技術。
きちんとフェザーの様な質感でカットする事。
ただ家で同じ様に再現するには
スタイリング剤が必要です。
オススメはややハードなワックス。
いつも美容室でスタイリング剤を購入している方は
美容師さんにチョイスして貰えば問題ないと思います。
ポイントは
固すぎず柔らかすぎず。
髪質によってはヘアクリームやオイルでも可能な場合もあります。
男性と違い髪がごわつきすぎるのはナンセンス。
スタイリング剤を付けるのが好きではない方も多い中
少しでもデザイン性を求める方は
ハンドドライで軽くスタイリング剤を付ける位でも
ヘアスタイルの表情は違って見えると思います。