ヘアスタイルに「スキマ」を作る
風に吹かれた時、ふとした仕草の時に何とも言葉に表せない
「毛束感」「スキマ」
それは髪の毛を何にも考えずに
「軽くして下さい」
と言われてただ軽くするのとは訳が違う。
決してすきバサミを使って軽さを入れることが悪い
とかっていう話ではなくって
「イメージの問題」
だと思う。
お客様の生活のバックグラウンドのイメージ。
朝が弱くて駅まで小走りで向かう時もあるだろうし
お子様抱っこしたそん時の感じだったり
はたまた
フェスで体揺らして踊り狂ってる事だってあるだろうし。
些細な会話の中からイメージしてヘアスタイルを作っていきたいんです僕は。
毛先ばっかり軽さ入れてたら「スキマ」なんて出来やしないよ
むしろ毛先に厚みを残して中間あたりを狙う。
ヘアスタイルによってしっかり量感を取る部分
髪質によって手法、使う道具ももちろん変わってはくるけど
毛束を作る技術も大事になってくるよね。
ボブの髪型は襟足の内側をどう処理するかで毛束感の出方が変わってくる
人からよく髪型を見られるのは斜め後ろだったり、真後ろだったり
はたまた斜め前だったりが多い。
これを良く分かってる人はくまなく合わせ鏡で髪型チェックしたりするもの。
家で髪型とメイクをキメた後に無意識に斜め見たりしない?
その時の耳後ろの毛束感こそ大事にしたいよね。